複数の出資者がいるベンチャー企業で陥りやすい問題。 個人ブロガー勇がムービーを撮影して動画作ったりクチコミ体験して感想を綴るブログ。
ベンチャー企業の形態はいくつもありません。
しかし、
ベンチャー企業の体制は千差万別です。
形態は書面で整っても、
体制は人が作るものだからです。
複数の出資者がいるベンチャーで陥りやすい問題は、
責任の所在が明確でないことによって生じる後回しの経営です。
現場のトップに決裁権が無く、
業務を執行できない状態に陥るかもしれません。
トップが決済権者の一人に決済も求めても、
決裁権者が複数だと、
「来月の総会で…、来月の役員会で…。」と、
他の出資者の顔色を伺って判断が後手後手になります。
こういったプロセスで開催される総会と役員会は、
業務を人に任せることが出来ないので、
総会や役員会で直接業務を執行しようとします。
トップがすでに決めている業務の執行を、
遠くから執行しようとするのです。
現場にいない人間が現場の業務を執行しようとするのです。
さらには、
多数決の話になったり、
「良いか悪いか」
の議論になって、
いっこうにまとまらなくなります。
ですから、
誰の決定で行くか?
どの方向で行くか?
の議論をしなければ先に進みません。
執行させる許可を下す(役割を分配する)のが総会・役員会の役割です。
大海原へ駆け出す小さな船の舵取りは一人でなくてはならないのです。
その一人は船長となって多くの責任を負わなければなりません。
この一人が指し示す一つの方向があって、
船ははじめて進み出します。
指し示される方向が無ければ船は沈みます。
無理に軌道修正しようとしても船は沈むのです。
ですから、
この船長を補佐することこそが、
役員の使命なのです。
自分や仲間の不幸を願って起業する人はいません。
みな、
夢を持って、
大志を持って起業します。
大切な仲間との関係を維持するために、
事前にリスクを洗い出して取り決め事を書面化しておくことは重要なことです。
事前に取り決めを作ることと、
仲間を信用しないととは、
全く別のことです。
冒頭で、
『形態は書面で整っても、体制は人が作るもの』
と説明しました。
体制を整えるのも人ですし、
体制を壊すのも人です。
体制を維持するためには、
体制を正しく伝えることです。
そのためにはやはり、
書面が必要だということです。
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テーマ:起業 - ジャンル:ビジネス
- 2008/07/29(火) 19:22:07|
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